Sunny Love







「…今の人、知り合い?」



「ううん、さっきぶつかっちゃって。」



「そっか。でも、どっかで見たことあるような。」



夏希ちゃんは顎に手を添えて考える体制をつくった。



「…うーん。だめッ!思い出せないわ。じゃ、行こっか?」



考えるのを断念したのか夏希ちゃんはあたしの手を引っ張って歩きだした。



でもこの時のあたしはこれから起こる出来事にまだきづいていなかった。