「暑ッ!!」



雲ひとつない空からは太陽が光ってる。



「とりあえず探さないとな。」



まあ、ベタだけど端の方に行くと探していた彼女がいた。



居たというより寝てる…。



しゃがんで彼女の長い前髪をそっと上げた。



「うゎー」



綺麗な肌に、長い睫毛。



赤くて綺麗な唇。



化粧をしてなくても、かなり輝いて見えた。



「ぅん…」



いきなり彼女が寝返りを打って、咄嗟に手を離した。



彼女を見るとまだ起きてないみたい。



ちょっとヒヤヒヤしたかも…。