悔しいけど…やっぱりモデルとしてトップにいる彼女はずば抜けて表情もポージングも完璧。 「…なにも勝てるものないじゃん。」 ポロっと出た言葉が余計に悲しくなってくる。 あんな子だから輝くんも好きになったのかな。 「…青ちゃん。」 ベンチに座っていると千秋さんがそっと横に座った。 「どうかしたの?可愛いお顔が台無しよ。」 心配そうにあたしを見つめる千秋さんに無理やり笑顔をつくる。