バーン 無駄に重いドアをおもいっきり開けた。 「はぁ…はぁ。」 休む暇なく階段を駆け上がったせいで足ががくがくする。 膝に手をつきながら顔だけ上げる。 「いないじゃん…。」 一気に脱力感で地面に座り込む。 「…もう、意味ないじゃん。」 なぜか無性に泣きたくなってきた。 「誰がいないって?」 どこからともなき聞こえた声に辺りを見渡す。