「あ、あの…忘れ物を。」 「忘れ物か?まあ明日から休み入るからな。早く取って帰れよ。」 「は、はい。」 意外とあっさり先生は去っていった。 「…もう、心臓止まるかと思った。」 ちょっと痛くなった心臓を押さえた。 そのままゆっくりと階段を上る。 一段、一段が妙に重く感じてそれに比例するかのように手に汗が掻いてきた。 大丈夫。 そう自分に言うとおもいっきり駆け上がった。