素直じゃないあたしに夏希ちゃんは頭を撫でてくれた。
「…ほら、話してごらん。」
その言葉が嬉しくて…
今までのことを素直に話した。
もちろん、輝くんを好きになったことも。
夏希ちゃんは上手く話せないあたしに何か言うわけでなく、ひとつ、ひとつ頷きながら聞いてくれた。
「辛かったね…。」
全部話し終わると夏希ちゃんは自分のことのように涙を流してくれた。
あたしはこんなに素敵な友達がいるのに隠し事をしたなんて…――
ごめんね、夏希ちゃん。
あと、ありがとう…――
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