「いいのよ、いっぱい食べてね?…あッ輝の話だったわね。」 「…はい。」 返事をしたあと妙に緊張してきた。 その証拠に手にじわりと汗がかいてきた。 「輝、つばさちゃんの前では優しいけど、本当はすごい厳しいの。仕事に関しては特に…」 厳しい。 あたしの知ってる彼は厳しいなんて無縁。いつも笑ってて、皆の中心的な人。 「輝くんはね、自分が見込んだ子しかメイクもヘアセットもカットもしないんだよ。」 香織さんの言葉に付け加えるように柏木さんはあたしを見ながら言った。