「はい、お伺いしております。では…ご案内致します。」 丁寧に頭を下げるとゆっくりとあたし達の前を歩いた。 それに続くように柏木さんから離れないようについていった。 店内はやっぱり高級そうで自分が場違いな気がして落ち着かない。 そして通されたのは店内の奥にある個室だった。 あたし達を中に通すとさっきの人はまた頭を下げると出ていった。