Sunny Love








「今までごめんね。」



「えっ?!」



何で謝るのか全く理解できなくて夏希ちゃんを見ると目を伏せていた。



「あたし、勇気がなかった。」



「………」



「つばさがいじめられてるの知ってたのに見て見ぬ振りして、最悪だよね。」



夏希ちゃんの目には涙が浮かんでいた。



「夏希ちゃん…。」



夏希ちゃんの手にそっと自分の手を重ねた。



「いいの。」



今まで確かにあたしはひとりだったし、辛い思いもたくさんした。