「…小林さん、かわいいですね。」 いきなりそう言うと、小林さんは顔を少し赤くして早口で喋り出した。 「そんなこと滅多に言われないからなんか照れるね…。ねぇ、青山さん。」 「はい…?」 「それやめない?」 それ…? 彼女が示すそれがわからず首を傾げると 「敬語…。」 と思ってもみない言葉が出てきた。 「あたしたちって同じクラスになって2年目じゃない?それにタメなんだしさぁ…!!」 あたしとクラス一緒だったの知っててくれたんだ。 それだけでも十分嬉しい。