Sunny Love







これじゃ本当に幸せ逃げちゃいそう。



と言いながらもまたため息がこぼれる…。



ガチャ



誰も来ないと思い込んでいたのがいけなくて、隠れるには時間が少なすぎでドアは開いた。



「あれー?青山さん?」



なんとなく聞き覚えのある声にそっと振り返る。



あっ…小林さん。



クラスが去年も今年も一緒になった。



彼女がそれに気付いているかはわからないけど…。



「どうしたの?青山さん真面目だから授業サボるとかなんか以外。」



こんなあたしに気さくに声をかけてくれた。



きっと誰にでもこんな風に接しているからクラスの人気者なんだと思った。