―――――……… ―――…… 「この問題は、ここを代入して…」 いつもは真剣に取り組む数学も頭に全く入ってこない。 「はぁ…」 窓に顔を向けると外は体育をしてるのか賑やかな声が聞こえてくる。 ノートを見ても全く書いた形跡はなく、またため息が出る。 「…っま」 「…青山ッ!!」 「は、はい!」 慌てて立って、椅子が後ろの机におもいっきりあたった。 「問2の答えは…?」 「すみません、わかりません。」