口が裂けても本人には言わないけどね…。 「…翼ちゃん。」 「何…?」 ファンデーションを塗りおわってアイメイクをしようとした時、輝くんの手が止まった。 「もしかして泣いた?」 「えっ?」 つい驚いて振り返って彼の顔を見る。 「いつもより目蓋腫れてる気がして…。目も少し赤いし。」 「えっと…さっき、目にゴミが入っちゃったみたいで…コンタクト付けてたし、目が痛くなっちゃって…」 あたしってこんなに嘘つくの下手だったかなぁ…? これじゃばれちゃうじゃん。