涙がようやく止まってスタジオに入ると慌てたように柏木さんが飛んできた。
「翼ちゃんッ!」
「…柏木さん。」
泣いたのばれてないよね?
トイレでちゃんと確認したし…。
「ちょっと遅いから心配したよ?」
「すみません、やっぱりちょっと迷ってしまいました。」
笑って言うと柏木さんはまだ心配そうにあたしの肩に手を置いた。
「翼ちゃんはまだここに入って日が浅いし、それでも表紙とかに載るから他のモデルの子たちからやっかみが来てもおかしくない…。
何かあったらすぐ言うんだよ?」
「…はい。」
柏木さんにもしかしてばれちゃったかな…?


