ミルクティのボタンを押すとガタンっと飲み物が落ちた。 それを取ろうとしゃがんだ時後ろに気配を感じた。 「ねぇ…?」 ちょっと刺々しい声に反射的に振り返った。 「青山翼よね?」 座り込んでいるあたしを見下ろすように3人の女の子はあたしを睨んだ。 それはまるで学校と同じようで、身体が固まって動けない。 「ねぇ、そうよね?」 「…は、はい。」 そう言って、自販機からミルクティを取り出して立ち上がる。