輝SIDE



車が止まり外に出て彼女を待つ。



中から出てきたのは青山つばさではなく、モデルの青山翼の顔。



きっと彼女は気付いていない今の表情が誰よりも輝いていて惹き付けていることに…。



「行こうか?」



「は、はい。」



柏木さんの少し後ろを歩くつばさちゃんの横に並んで歩く。



「………っ」



「ん?」



「な、なんでもない…。」


つばさちゃんは何か言いたそうな顔をしたけどすぐ俺から目を反らした。