「もしもし、つばさちゃん?」
柏木さんはあたしのマネージャーさん。
とっても優しくて、何もわからないあたしのサポートをしてくれる。
「あ、柏木さん?あの…今日いきなり学校閉鎖になってしまって。」
「ああ、迎えに行けばいい?」
「はい、すみません。」
「オッケー。輝くんも一緒でしょ?」
「はい。」
「りょーかい、15分くらいで着くと思うから。」
「はい、分かりました。」
電話を切ると笑顔であたしを見る岩崎輝。
いつもあたしと一緒に車に乗っていくから、柏木さんがダメって言わないことを分かってるんだ。


