Sunny Love







先生が教室を出ていくと女子が一斉にあたしの後ろの席に集まった。 



「ねー岩崎くん!珍しいね、こんな時期に転校するなんて。」



「そうだね、親の都合でアメリカいたから。」



次々に飛んでくる質問に嫌な顔ひとつしないで笑顔で彼は返している。 



アメリカかぁ。 



じゃあ英語とかペラペラかな? 



こんなにかっこいいのに英語まで話せると女子の人気も倍になりそう。 



あたしは居心地悪くて席を立った。 



教室を出る瞬間、彼と目が合った気がしたけどきのせい。 



だってあんなに囲まれてるしあたしが見えるはずないもん。