「あ、すんません(笑)。
暴走しちゃって」
俺とアオは座りなおす。
「いやいや(笑)。
てゆうか…ウサギ…??」
「あ、それは、ウサギみたいなふわふわした守ってあげたくなるような女のコがこいつのタイプってことです!!!」
首を傾げるスタッフさんに、あたふたと説明するアオ。
「あぁ!!
なるほどね!!」
スタッフさんは納得した顔をしてメモる。
どうやら璃兎の名前は聞こえてないみたいだ。
「…ちなみにさっきの会話は…使う??」
「「スルーでお願いします」」
アオと俺が同時に口を動かしたのを見て吹き出すスタッフさん。
仲良いですね、とか言いながら笑う。
「そうですかー??」
アオが嫌そうな顔をするから、話題を変えてやった。
「こいつのタイプは、猫目でくっきりした顔立ちのモデル体型の女のコですよ(笑)」


