咲虜side
「おーっす咲虜♪」
ウサギに電話した次の日。
スタジオに向かう途中に俺の肩を叩いたのはアオ。
「お♪アオ!!
聞いて驚くなよー!!?」
俺はさっそく昨日の出来事をアオに報告することに。
「おー。何なに??」
アオが手に持っていたペットボトルを開けながら返事をする。
「ウサギが俺の女になった♪」
――…ガコッ
アオが手に持っていたペットボトルが廊下に落ちる。
「…………マジで??」
見るからに信じられないという態度で苦笑するアオ。
「何だよその顔」
俺はイラッとして聞き返す。
「俺の女になったって…
あ、お前犯したの??!」
「ふざけんなお前殺されてぇのか!!」
「え…ま、待って。
てゆうかじゃあ告ったって事!?
お前まさか昨日の事信じて…!!!」
アオがハッとする。


