アイドル様の秘密☆







咲虜side





「おーっす咲虜♪」


ウサギに電話した次の日。


スタジオに向かう途中に俺の肩を叩いたのはアオ。



「お♪アオ!!
聞いて驚くなよー!!?」

俺はさっそく昨日の出来事をアオに報告することに。


「おー。何なに??」

アオが手に持っていたペットボトルを開けながら返事をする。



「ウサギが俺の女になった♪」




――…ガコッ




アオが手に持っていたペットボトルが廊下に落ちる。


「…………マジで??」


見るからに信じられないという態度で苦笑するアオ。


「何だよその顔」


俺はイラッとして聞き返す。

「俺の女になったって…
あ、お前犯したの??!」


「ふざけんなお前殺されてぇのか!!」


「え…ま、待って。
てゆうかじゃあ告ったって事!?
お前まさか昨日の事信じて…!!!」


アオがハッとする。