「とにかくもう帰ろうぜ。
俺見たいドラマあるんだからさあ」
「しょうがねぇなあ。
帰ってやるよ」
「何様だよお前(笑)」
「咲虜様に決まってんだろ」
「ハイハイ(笑)」
笑いながらそう言うとモモはスタジオのドアを開けた。
俺も続いて外に出る。
とたんに後ろからすごい声が。
「あーもう!!!!
あんた達何回言えばわかるのよ!!!
マネージャー戻って来るまで待ちなさいっていつもいつも言ってるでしょうがまったく!!!
小学生じゃないんだからもう!!!!」
振り返るまでも言うまでもない。
…美也子さんだった。


