無事ラジオの生放送も終わり今日の仕事終了。
「うおっし!!
帰ろうぜ咲虜〜!!」
「…ヤバい」
荷物を手に取り呼び掛けたモモに呟く俺。
「は??」
「…ヤバいって何これ」
「…うん。
えっと………何が??」
呆れ顔で突っ込んでくるモモ。
に、真剣に言い返す俺。
「…明日電話するって言ったのに…」
今もうすでに
声が聞きたくてたまんねぇ。
「何なんだこの気持ちは」
「…あ、なるほどね。
ベタ惚れなんだお前。
マジで」
ハッとしてそう納得したように言うモモ。
「あ??」
「いや、もうそんなにお前がハマッちゃってるなんて知らなくて。
そこまで惚れちゃってるんなら、俺も何も言わねぇよ、安心しろ。
マネージャーにも黙っとくから。
くれぐれも目ぇ付けられないようにしろよ??」


