アイドル様の秘密☆



無事ラジオの生放送も終わり今日の仕事終了。




「うおっし!!
帰ろうぜ咲虜〜!!」



「…ヤバい」


荷物を手に取り呼び掛けたモモに呟く俺。



「は??」


「…ヤバいって何これ」


「…うん。
えっと………何が??」


呆れ顔で突っ込んでくるモモ。

に、真剣に言い返す俺。



「…明日電話するって言ったのに…」




今もうすでに

声が聞きたくてたまんねぇ。



「何なんだこの気持ちは」



「…あ、なるほどね。
ベタ惚れなんだお前。
マジで」

ハッとしてそう納得したように言うモモ。

「あ??」


「いや、もうそんなにお前がハマッちゃってるなんて知らなくて。
そこまで惚れちゃってるんなら、俺も何も言わねぇよ、安心しろ。
マネージャーにも黙っとくから。
くれぐれも目ぇ付けられないようにしろよ??」