「う〜!!!!! 咲虜のバカ!!狼!!エロエロ!!」 「何とでも言え」 「うぅ〜!!!!!」 涙目になり俺を責める姿を見て胸がキュンとなったのだろう。 「ヒナちゃんあたしもチョコチップメロンパン持ってるからあげるよー!!」 教室の中にいた一人の女が呼び掛ける。 「あたしフルーツオレ持ってるよー♪」 「チョコあげる!!」 次々と声が上がる。 「ありがとー☆」 ケロッと笑顔になるヒナ。 これだからこいつをからかうのは楽しくない。 俺はもう何も言わずにメロンパンを食べ続けた。