慎吾さんが
立ち上がって言う。

「さっきのマネ共、
本当は俺らより先に
1年のお前に
ドリンク渡そーとしてたんだろ。」


「や、違います!」


「大丈夫だっつの。

俺以外に
見てるヤツいなかったし。

でも、たまには
飲んでやれよ?」


「ありがとうございます。
けど…
大丈夫っス。」

それは…
さすがに先輩方に
悪いからできない。



それを聞いて
慎吾先輩は
大きくため息をつく。


「はぁー…

この天然色男ヤロー。」


「ぇっ?」



「何でもねー。


次は3対1でパス回し!
近くのやつと4人組作れー。」