「平気かよ。」 「大丈夫だよ。ちょっと暑いだけだから。」 何て言いつつ視界がぼやける。 「結城。なぁ結城。」 「大槻っ。」 「結城。なぁ結城ってば。」 遠くで大槻の声が聞こえる。 高校生にもなって暑くて倒れた何て恥ずかしいな。 そこまで考えて私の意識は無くなった。