君を何度も~俺様☆天然~

清々しそうな顔をしてる朱音に、

『大丈夫なの、朱音。あんな約束して……。』

と心配そうに聞く杏。
あんな約束?

まさかな……。

と思った時、

『青依、一体どんな約束をしたんだ?』

まるで俺の心を見透かしたかのように、諒弥が質問した。

すると朱音は可愛らしくこう言った。









『負けたら今度の数学αのテストをみんな100点を取るって宣言してきちゃった♪』


『『『『はぁ!?』』』』

何勝手にそんな無茶苦茶な宣言しとんねん!!
てかまず杏がそんな宣言無茶苦茶やって自覚してんのに止めんかったや……。

とまたまた俺の心を見透かしたように、

『てか新田も傍にいたんなら止めろや!!大体このクラスにオオバカなお前がいる限りそんな事出来るわけない……。』

『杏を侮辱すんなっ!!』


ボコッゞ!!!


あーあ、言わんこっちゃない。

ぶちギレた朱音は当然の如く、直汰を投げ飛ばした。

そしてその傍では諒弥が手を合わせ念仏を唱えている。

『直汰、安心して成仏しろ。
青依だって悪気があってした訳じゃ……』

『お黙り、諒弥。』

ゴキッゞ!!!

直汰・諒弥 死亡(仮)