『ぉぃ……新田……………









新田 杏!!!!』


『あ、はい!!!!』


ヤバい!!つい気持ちよくて寝ちゃった☆


てかここどこ?


『ほら、ここが朱音の病室や。』


『あ、うん。』


そっか。


確かあたし、大野君にお姫様だっこされて青依の病室まで来たんだ………。



ってお姫様だっこ!?


ぇ!?何で何で!?


今更ながら顔が赤くなるあたし。


『ん?どないした新田?


顔が赤いで?』


と、オデコをピタッとくっ付ける大野君。


ききキャア―!!!!


そんなドアップだとあたし、死ぬぅ~……。

もちろんながらあたしの顔はリンゴちゃん。

目が合った瞬間、



『あ、悪い。』


と大野君も目を伏せてしまった。


え?何か顔が真っ赤だけど……。


『だい……じょーぶ?』


と、少し見上げて聞いてみた。


すると大野君はあっちを向いたまま


『あぁ!!もういい!!』


と、大野君はそっぽを向いてしまった。


え、もしかして嫌われた!?


ガビーン!!!!


青依の部屋に行くまでに