「それを僕に止めろ、と??」
先生は深く頷き、




















「多分青依が怒る時は
女友達か仲間絡みだと考える。
今から諒弥が入学するから
多分大丈夫だと思うが………。



きっと君にも
青依が助けなきゃいけない場面が
訪れると思う。



ワシは今まで様々な人を見た。
でも青依は違う。
命の短さや儚さを知りつつ
なおも何かの為に戦い続ける。
まさに表裏一体────
それが朱音 青依なんじゃよ。」


俺は朱音 青依をまだ知らない。
ただ彼女は、
仲間の為、自分の為なら
手段を選ばない
完璧なる史上最高かつ最狂な
女王様だと聞いた。


なのに今聞いた話では
自分の事もろくにセーブ出来ない
暴走野郎にしか聞こえなかった。



………オモシロイ。
あのネガティブ少女にしても
完璧な暴走野郎も
隣にいる奴も
まだまだ桜ヶ丘の生活も
やりがいが感じられそうだ。



「………俺は別にいいですよ。