「・・・だいじょうぶ?」


俺は、もう一度聞いた。



「えっ…あっ…うん…大丈夫…」



その言葉を聞いて安心した。



「どこもケガしてない?本当にごめんな」



「うん、平気」


彼女の笑顔にほっとしたが、


ふと手を見ると俺と同じ所に擦り傷がある。



「ごめん!!!」


本日、二番目の大声だ。


「軽く擦っただけみたい、気にしないで…」




(こんな時、次はどうすればいいんだぁ~)