「陽?

 どうかしたのか?行くぞ」


「おっ…おう…」



葵という言葉に

つい反応してしまった。



『あおい』の名前ぐらい

学校に2~3人いたって

おかしくないじゃないか!



と思う反面



勇気を出して

彼女達に話しかければよかったのかも…


と考えてた。



しかし、もう遅い。



彼女たちは立ち去り

授業も始まる。


「陽太!!」



「ごめん。行くって」