もし、数多の虫に、声があったなら、、、
あんなにも、人は簡単に殺害を繰り返せるだろうか?

身体ごと、潰すときの異質な音は、
ある意味、、快感でさえある。
なにしろ、、それまで耳障りだった羽音と
引き換えに訪れるだろう静寂との引き換えのささやかな爆発音だ。

あの爆発音全てを、すすり泣く声に変じる装置を発明したら、、、
蚊取り線香なる殺戮兵器は、、、
ピストルほどに、、取り扱い禁止の措置がとられるのかもしれない。