「だ・か・ら!私の部屋に知らない男がいるんだよ!?」


私は、もう一回強調して言った。


「そんなの当たり前でしょう?だって梨紗、連夜様と住むのよ?ありがたく思いなさい!!」


は・・・?

そして、お母さんはアリエナイことに「お母さんも一緒に住みたいわぁ!」

なんて、言ってる。どうかしてんじゃないの?こんな男と住みたいだなんて・・・。

しかも〝様〟付け!!?


「ちょっお母さん、私絶対嫌・・・」

「なんか文句でもアル?」


イキナリお母さんの口調が変わった。

お母さんは、今だからオットリしてるように見えるけど実は極道の娘で、昔は全国で知らない人はいないってくらい有名だったんだって。

だから、お母さんを切れらせると相当やばいことになる。


「なんでもないよ!!」


私は必死にごまかして、電話を切った。



私に拒否権はないみたい・・・。