『窓、開けるね。』



優奈が障子を開け窓辺に近づいた。



窓を開けると、森。



木しかない。



二階なのにそれよりも遥かに成長したしだれ柳がほとんど。



あとは名前のわからない木がちらほら。



優奈が窓を開けるとビュッと風がふいた。



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