「うわっほんっとに真っ暗!」




あたしは思わず大きな声になってしまった。



『沙夜ちゃんほんと怖がりだなあー。』



と優奈は笑う。



「ねぇ、あそこの電気だけつけとこうよ。」



とあたしは障子の向こうの窓側の電気をつけた。



.