王子様は俺様!?

「ありがと。今日は早退しようぜ!学校」


「でもっ…」


「親父に言っとくから平気」


「そういえば蓮先輩のお父さんが学園長でしたね」


「そう。だから平気だし…ダメ?」


そんなカッコいいよく言われたら断りきれない…


「…わかりました!いいですよ☆」


「じゃ、デートだぜっ!」



ん?


「ちょっと待って下さい!デートはダメです!」


「何で?」


「何でって…付き合ってないですし、部屋にかわいい洋服無いですから!」


「じゃあ今から買いに行こうぜ」


「だって私、今お金そんなに持ってないし…」


「俺が買ってやるよ。100万円分」


買ってくれるんだ…さすが芸能人…って!


「えぇ!100万円分!?そんなお金いくら先輩でも…」


「あるよ。だって俺、月に500万近く稼いでるんだぜ?」


「500万!?すごっ!」


お金持ちじゃん!


「だろっ?貯まってく一方であんまり使わねーからさ、結華の欲しい洋服ぐらい買ってやるよ」


「いっいいの?あっ…」


「別にタメでいいし。だから行こうぜ!買い物」


「ホントにいいんですか?じゃあ行きます!あ…その前に奈々に鞄取ってもらわないと!ちょっと待っててください」