時を越えて

「何でだよ。」
「千宙、俺は宗一の言う通りだと思う。」
確かに宗一たちの考えに共感出来る。千宙の金髪姿は千雪ちゃんを恐がらせてるし、何より英語を話すから危険だ。
「これからはこの時代に馴れなきゃならし、戻ることを模索しなきゃならない。」
「えっと、皆さんは未来からいらしたんですか?」
千雪ちゃんが疑問をなげかけた。
「僕等は64年後の世界から来たんだよ。」
大輔が優しく、淡く、伝えた。
「未来の世界では神風日本は鬼畜である米国より強いですか?」
「ざ「馨。黙って。
未来の世界のことはまだ、言えない。」
「じゃあ、いつか話して下さいね。」
『千雪さーんっ。』
「千雪ちゃん、呼ばれてるよ。」
「じゃあ、また明日。
御機嫌よう。」