「ごめんごめん。
行こっ。
早く出発してーーーーーー。」
「わかったよ。
うるさいって。」
葉山をせかしてなんとか
お母さんから逃げ出した
学校に着くと掲示板に人だかりが・・・
また誰かのゴシップだろう
と思って裏口に向かった
表は色々と面倒くさいので
「今日昼メールしてね。」
「分かった。」
「一緒に登校かぁ。」
横を通った生徒が通りすがりに言った
「・・・・・?」
よく分からなくて顔を見合わせていると
「ツンデレ姫発見!!
ついでに葉山君も。」
新聞部(パパラッチ)に見つかった
「俺はついでかよ。」
そこ突っ込んでる場合じゃなくて
カシャカシャ
パシャパシャ
「撮らないでください。」
「お二人のご関係は?」
「今急いでるので。」
早足で歩きだした
「どうなんですか?」
取り残した葉山に問い詰める
「えっあ、うーーん。」
困ってる葉山を引っ張って
走り出した