そんな軽い気持ちで考えてた。
また明日になれば会える。
何を話そうか、とか。
そんなことばっかり考えてて、
あたしはすぐに眠りについた。
「おはよー、菜子」
「んー、おはよ・・・・・・」
「何、眠いの?
また夜更かししたわけ?」
「違う。寝すぎて、眠い・・・・・」
「何時に寝た?」
「9時半・・・・」
「元気小学生か」
生徒でにぎわう廊下。
フラフラ歩くあたしを支えながら、
綾乃はまた冷めた目であたしを見てた。
開ききらない眼で、
自販機でジュースを買う譲輝くんを発見した。
「あ、譲輝くん!!」

