【完】先生と恋をしましょう！

先生も寂しそうにしてた。
一時だけ咲くから美しい…それは、私達のことかな。
今の関係が美しい訳で、これ以上は汚い。






「キミは誤解しているようだ」


先生は私が物思いに耽っていたのをじっと見ていた。
意味が分からなくて、先生の方を振り返れば、先生は私の元へ、桜の元へ近付いてきた。





「桜はまるで、キミのように見えた。季節が終われば、散ってワタシから離れて行ってしまう」



「え？」



「ワタシはキミを離したくない、そう言っただろ？」


それは…私が離れるのが寂しいって意味かな？