どこかのお店で、出されるような高級な味付けではないけど、先生らしいって感じで、好き。 美味しいです、と先生に言えば良かったと一言。 先生も嬉しそうにしてる。 先生は、薄茶色のパンツに、青いシャツ。 眼鏡はしていなくて、髪はサラサラといつも通り。 朝食を終えた私達が、其処を出発したのは11時過ぎ。 赤い車は、爽快に走り出した。 目的地も告げない先生に、私はどこに行くのかと、尋ねることもせずに前を向いていた。 たまに、先生の横顔を見てドキドキしながら…。