「じゃあ…お花見がいいです」 「そういえば、桜…あの日も見てたもんな」 「桜は、というか…花見てたら落ち着くんですよ」 「確かに。よく似合う」 小さく首を振った。 「じゃあ、花を見に行こう」 それから、先生の寝息が聞こえる。 私の隣で気持ち良く寝てる、先生は、目鼻立ちがしっかりしてて、眼鏡の痕が残ってる。 いつも眉間にシワがよってるせいで、少しシワが残ってる。 そーっと、其処を触ってみる。 もう少し、笑えばいいのに。 そんなことをしてたら…私も夢の中へと誘われていった。