「明日から、何したい?」 不意に、先生は私に聞いた。 先生と一緒なら何でもいい、なんて恋人同士のような言葉を発する事は叶わない。 「近場だと、生徒に見つかりますよ?」 他の先生は、だいたいが隣町とか、少し離れた所に住んでるらしいけど…生徒はきっとそういう訳ではない。 しかも、此処は中心街だから余計に危ない。 「キミは、気にしないだろ?」 「え…ま、まあ…」 何でわかったの…? 「ワタシも気にしない。だから、行きたい所があるなら、言いなさい」