「こんばんは」
先生は、相変わらず冷たい表情をしてたけど、私と居る時と違って険しい顔。
私は、俯いたまま小さく先生の横にいる。
「遅いじゃない!貴方は誰?親御さんも心配してたんだからね」
ありふれた言葉は、胸に鋭く刺さる。
心配してた、なんて嘘付かないで欲しい。
そして離婚したはずの両親がいた。
私は怖くなって、部屋へ逃げるように入った。
それを、先生は止めようともせず見送った。
もし、再婚とかなってもいやだし、此処に残るのも嫌。
わがままだけど、本当におかしくなっちゃうよ…。
先生、助けて!
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