それから、どれくらいが過ぎたのだろう。 保健室の冷たい床に座り込み、先生に正面から抱きしめられて、ギュッとされて、頭を撫でられて。 「さ、冷たいだろう?ベッドに、座ろう」 そっと、支えられて白いベッドへ移動した。 2人の重みで、ギシとベッドが音をあげる。 先生が、手をずっと私に触れてて、ドキドキする。 「よし、もう大丈夫か?」 「はい、すいません」 頭を下げた。 久しぶりの安心感。 先生の視線を感じて、見上げれば鋭い瞳とぶつかる。 「で、何があった?」