もう、誰の声も聞こえなかった。 私達だけの世界になった気がした。 スローモーションのように、走馬灯のように今まで過ぎたたくさんの出来事が見えて。 そのどれにも、先生がいた。 そして、私は先生を想ってた。 運命共同体と、先生に宣言してから何度とその言葉を言っただろうか。 私は、思わず涙を一筋零した。 「先生っ!」 おしまい