「プレゼント渡す?」 「え?」 「クリスマスは今日で、終わっちまうぜ」 「今日は…やめときます。少し考えたいんです」 「アイツが好き?」 「決めたんです。信じるって、たとえ先生が信じてなくても。だから諦めません!」 涙を拭いて、顔をあげたら頭を撫でられた。 意味が分からなくて、亮介さんを見た。 「根性ある奴で良かった。諦めるとか言ったら、ぶん殴ってやろうかと思ったよ」 「乱暴です!だから、彼女出来ないんですよ?」 「痛いとこ突くね~」