「美空…ワタシは…」 「私は、教師とか生徒とか気にしませんよ。でも、そういうのって気持ちに反してうまくいかないもんなんですって。運命を信じてみませんか?」 「運命?」 「はい、運命共同体ならいつか卒業してから、出会いますよ」 泣かない、そう決めた。 先生の決断は、正しい。 だから、待つよ、待っててね。 「美空、次会ったら離さない」 先生と過ごした時間は、私を大きく変えてくれました。 大切なものを残してくれました。 だから、引き止めない。 運命共同体だって、信じるから。