「キミは、あの日から変わった。1人で居ることを望み、苦しみを抱え込んでいたキミは、大切な友が出来た。心から笑えることが出来た」



「そうですね…それは先生のおかげですよ。先生と出会って変われました」



「ワタシは、美空を生徒として見たことはない。ただ、現実には生徒と教師の距離がある」





それを聞いたら、先生の言いたいことはわかった。
でもね、私は先生が好き。
それは変わらないからね、ずっと。





「わかったよ、先生」



「え?」



「今まで、ありがとうございました。私先生と過ごした時間が、すごく楽しかったです。もう、1人じゃありませんから。大丈夫です」