「な、なに言ってんの……そんなの、信じられない……………」 「別に、今は信じなくてもいいけど、俺が、陽菜のこと好きだってことは覚えててよ。これから本気で行くからさ!」 それだけ言って、工藤くんは、教室から出ていってしまった。 ……………なんなんだろう。 この胸の痛みは、 頬に感じる熱は、 昔した、 恋のような感覚に似ている――…… この気持ちはなに?