でも、トイレには いなかった。 靴箱へ行くと 綾那の姿があった。 「綾…「あっ!海月〜!帰ろっ。てかね、聞いて!!先輩がさ〜…」 綾那は、 先輩と親しい子と仲良くなっていた。 それは、いい。 綾那には、綾那の友達がいる。 ただ私は、 綾那が私に何も言わずに帰ったことが すごく、 すごく、 悲しかった―…